全話の評価?
全話の評価?
主人公・和人が、宇宙生物に襲われそうなところを救った学校の同級生・七瀬成恵に恋をする、と言う話。
そぼ降る雨の中にたたずむ子犬をかまう主人公、というコテコテのラブコメ展開を逆手にとって、
宇宙人という変わった存在である成恵との出会いのシーンにしていたのが面白いです。
一目惚れして、告白めいたやりとりがあって即おつきあい、という展開も中学生らしくて悪くないです。
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脚本:杉谷祐 絵コンテ:森田浩光 演出:迫井政行 作画監督:高橋美香
全話の評価★★★★★
霧彦がヘナモンの世界に帰る日が迫るある日、楓とユリにヘナモンの秘密がばれる、という話。
見どころは、秘密がばれた仙左衛門たちを楓とゆりが人間界に引き止めるところと、
カスミが霧彦とお別れするところ。
どちらも「ヘナモンと人間の共存」という作品の中のテーマを生かしつつ、
受け手の心を和ませるいい雰囲気を作り上げていました。
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脚本:吉田玲子 絵コンテ・演出:志村錠児 作画監督:長岡みどり
全話の評価?
14歳の誕生日を迎えた大助が伝説の怪盗ダークとして覚醒する、という話。
シリーズ全体のストーリーへの伏線ともいうべき冒頭のシーン(プロローグ)は
背景をも含む細かい描き込みによる美しさとスピード感で大いに期待したのですが、
本編にはいると別作品のような展開で驚かされました。
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脚本:荒川稔久 絵コンテ・演出:羽原信義 作画監督:山岡信一
全話評価★★★★★★
唯一気になったのは、出撃が一段落したときの如月副司令の描写。
戦闘服姿のままで、美風たちの通信に食い入るところは、
副司令という立場ゆえに張りつめた状態を維持しているという説得力がありますし、
疲れ切っている彩雲との対比で経験の差を示しているという描写にもなっていて良かったのですが、
彩雲が美風たちとの同行を嘆願してしまうところで素にもどってしまったのがいけませんでした。
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脚本:高山カツヒコ 絵コンテ:なかたゆきひろ 演出:高山功 作画監督:藤沢俊幸
全話の評価?
片瀬志麻が家族との別れを悲しみつつも、宇宙ステーションにあるパイロット養成校の入学に向かう、と言う話。
物語の導入部のみにまるまる一話分費やした展開で、具体的な内容はまだ分かりませんが、
今回は離ればなれになることの寂しさを描いた、家族4人による見送りのシーンが印象的。
いわゆる友達親子っぽい娘・志麻と母・千秋のやりとりでは、
互いに表面上は強がりを言い合うも、影では別れの辛さに泣いているという描写。
一方、父・海人と志麻の弟・真人は母と娘両方の心をつなぐように気づかう役どころ。
いかにも親子らしい、似た性格と絆の深さの表現で、別れのシーンがよく描けていたと思います。
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脚本:佐藤竜雄 絵コンテ:佐藤竜雄 演出:うえだしげる 作画監督:うのまこと
全話評価★★★★★★
第七オービタルステーションに連れ去られた香鈴を救うため、美風達が種子島基地に向かう、という話。
次に印象的だったのはオービタルステーションの描写。
非感染者5名たちの「船を奪取しての脱出は無理。通信で救援を呼ぼう」という会話から、
実際その通りに展開していくにも関わらず、
会話の直後に一人の「おなかすいた」の台詞で他の者が感染を疑うという
インパクトのあるシーンをつなげることでカムフラージュ。
「ハンガーに向かっている模様」とのステーション内放送が流れる強行突破シーンを、
後から美春司令や感染者たちによる「脱出に見せかけて真のねらいは通信室の確保か」
と同様の驚きを受け手にも与える演出効果になっていました。
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脚本:新宅純一 絵コンテ:別所誠人 演出:高島大輔 作画監督:小澤郁
全話評価★★★★★★
第七オービタルステーションに連れ去られた香鈴を救うため、美風達が種子島基地に向かう、という話。
今回の本筋は上記の通り種子島基地を目指す美風達の「逃避行」。
幾多の障害を乗りこえる姿に時間を割きさえすれば簡単に一本作れるところを良しとせず、
まるで美風達のストーリーラインの方が本筋ではないと錯覚させてしまうほどに
下地島基地やオービタルステーションの方の展開を作り込むことによって、
非常に中身の濃い一話に仕上がっていました。
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脚本:新宅純一 絵コンテ:別所誠人 演出:高島大輔 作画監督:小澤郁
注目したいのはデートシーンにおける、計画と実際の進行の差異の描写。
和人が丸尾のレクチャーを馬鹿正直に実行しようとするも、ことごとく上手くいかない、
というところを核にしたコメディ演出だったのですが、
冗長なテンポをどうとらえるかで評価が分かれるところです。
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脚本:江夏由結 絵コンテ:佐藤雄三 演出:岡崎幸男 作画監督:渡辺和夫