放映日2002年3月3日
マミリンは裕也とのデートに髪型を決めるのに一晩かけるが、
その髪型に気づいてもらえなくてご機嫌斜め。
その後、蘭と乙幡もからんでカラオケにいくことに。
蘭とマミリンのやり合いを眺める裕也は、
蘭への想いが薄らいでいることに気がついた。
裕也はかつての蘭への気持ちを蘭にうち明けて気持ちを整理し、
改めてマミリンに告白しようと決心した。
ところが裕也の蘭への気持ちに薄々気づいていたマミリンは
それを蘭へのプロポーズだと勘違い。
自ら裕也から退こうとし、気持ちの整理をつけるために蘭に闘いを挑む。
最初から決まってる粗筋に肉付けしていくときの難しさが出た回でした。
気配り人間の裕也が、マミリンの髪型に気づかないというのがまず変。
カラオケボックスでマイクの奪い合いをする蘭とマミリンもちょっと変な感じだし、
カラオケを出るところで「どっちが歌が上手かなんてどうでもいい」
という裕也にマミリンが「私は裕也のことを本気で好きなんだぞ」
というところもつながりが意味不明。
随所に挿入される乙幡の「・・な予感がする」の台詞もらしくない。
と色々不自然なところもありましたが、
マミリンの告白のシーンで楽しませてくれました。
この時の台詞まわしもギャルにしては妙に江戸っ子っぽかったりして
違和感がありましたが、
普段のマミリンっぽい性格を踏襲した告白だったと思います。
ただこれまでのお話で伏線として貼っていた
マミリンの一人の女の子としての描写が生きなかったのは残念でもあります。
カラオケボックスで見せたマミリンの意外な歌唱力にビックリ。
普段の声は声優さんがかなり作ってるということなんですね。
放映日2002年3月10日
期末試験がやってきた。
成績の悪い蘭は、この試験でひとつでも赤点を取ると留年してしまうという。
試験をクリアするために補習と勉強の毎日に追われる蘭。
一方、美由は試験だというのにバイトに精を出していた。
元々、自分の力で生活しようとしていた美由だが何だか様子が変。 v
実は母親がマンションの家賃を3ヶ月分も滞納していたのだ。
美由にとって「たった一つの帰る場所」を守るため、美由はまたバイトへ・・。
期末試験で大ピンチを迎え勉強漬けにさせられる蘭。
滞納している家賃を払うためにバイトに精を出す美由。
二人を心配し協力しながらも、乙幡との恋に悩む綾。
と、三者三様の話が展開する今回。
最初、蘭の勉強を見ていた綾が、
美由の悩みを知ってしまい美由の方に移動。
助けのいなくなった蘭が乙幡に協力を請い、
それが綾の悩みを増幅させる次回への伏線・・
と全く別の三人の話を人の動きで上手くつないでいたのが
上手い演出だったと思います。
蘭のパートでは、勉強を見てもらえないことに対して
幽霊の蘭が呪うというアイキャッチを入れるなど、
いつものコメディタッチが無くならないよう工夫はされていましたが、
今ひとつ面白味に欠けた感も。
救いの手を差し伸べようとする裕也にマミリンを絡めるなどすれば
裕也・マミリンのキャラも生きて面白くなったのではないでしょうか。
作画面では、今回もまたいつもと違った印象を受けました。
といっても今回は作画が乱れたというより、
いつもよりかわいらしさ2割増しといった感じで、
これはこれで良かったと思います。
放映日2002年3月17日
蘭は期末試験をなんとか全てクリアし進級を確定。
美由は大和と一緒に新しい部屋探しをするが、手頃な物件が見つからない。
トワリンの気遣いでバイトを条件に喫茶パームツリーに無料で住まわせてもらうことに。
綾は進学クラスへの進級という中西先生の勧めを断った。
それは蘭と美由への綾なりの友情表現だった。
だがそんな綾の耳に「蘭と乙幡がつきあっている」という噂が聞こえてきた。
以前乙幡の気持ちを聞いていただけに動揺する綾。
さらに雑誌のあるページに写っている二人の姿を発見し・・。
確か、原作は今も連載中なんですよね。
おそらくそちらでは蘭と綾の友情を含めた蘭・綾・乙幡の三角関係についても
しっかり描かれるのだろうと思います。
しかしアニメ版では、
原作の連載中のアニメ化ということと、
蘭を中心にした痛快コメディに比重をおいたことで、
今回の展開はちょっと無理がでたようです。
乙幡に全くといっていいくらい恋愛感情を出していない蘭なのに、
噂(この噂もリアリティに欠ける)とたった一枚の写真で
綾が誤解してしまうのが嘘っぽかったです。
タツキチが今回に限ってマジモードで去っていくのも強引でした。
これまでに伏線は張ってましたし、
1年間の締めくくりということで、この話を作ったのでしょうが、
それならそれで蘭の恋愛感情ももう少し進めるべきだったと思います。
もしくはこの三角関係についてはあまり触れずに別の話を作る。
むしろそれでも良かったのではないでしょうか。
次回に続くようなので、
あとはそれを見てからですね。
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