アニメコラム「FF:U」2

アニメコラム集「FF:U」2

各話

第5話 シド
第6話 氣現術
第7話 地下鉄
第8話 ソイル
第9話 オスカー
第10話 屋敷
第11話 シエル
第12話 フングス
第13話 メテオ
第14話 オメガ
第15話 ジェーン
第16話 気現獣
第17話 カエル ちっちゃなだいぼうけん
第18話 魔道士 きりとくものたいけつ
第19話 アイ クリアとのであい
第20話 ユウ ガウディウムのひみつ
第21話 サボテン さまよえるうみ
第22話 モーグリ なつかしいおもいで
第23話 テロス とびみずをめざして

第9話「オスカー おわりなきしごと」

放映日2001年11月27日

地下鉄を降りた一行がそこで見たのは奇妙な工場。
そこでは工員たちが流れ作業の中
組立→解体→組立→解体を繰り返していた。
そこに現れたのはタイラント伯爵の配下・オスカー。
オスカーは工員達の部品を人型ロボに組み上げて攻撃してきた・・。

細かいところでは
ルーが風にラブラブ・・
という描写が普段の作品の雰囲気とは一味変わってたのと、
ロボにとどめをさすチョコボというところが
展開上の必然性はないものの、
ちょっとした面白さがありました。

気になったのは
工場のシーンが少し間延びしたかな、
ということと、
ルーが一行に分かれを告げる理由づけが
ちょっと強引だったということです。

他は・・特にないです。

第10話「屋敷 サギソウのおもいで」

放映日2001年12月4日

一行がやってきたのは石でできた無人の街。
そこでユウは両親らしき姿を見つけ、
追っていくうちに宮殿にたどりついた。
宮殿の中で入るが、
チョコボがレッドペッパーを食べたことで走り去るなど、
一行がバラバラにはぐれてしまう。
アイとユウを探すリサはそこで一人の子供と出会った・・

今回はなんといってもサギの描写ですね。
平面的で、寂しげというか変な雰囲気のこの子供が
ずっと気になりながらストーリーを見続けるのですが、
その正体は、子供の頃のリサが引っ越しの時にやむを得ず置いてきてしまった
サギソウ(花)の化身(?)で、
ヘルバが使っていたオメガ採集装置による検索で
引っかかってしまったという種明かし。
面白いアイデアだったと思いましたが、
サギが採集装置に引っかかった理由に説得力を持たせられていれば、
しっくりくる展開になりもっと面白かったと思います。

風が都合よく現れるのは、
もう気にならなくなりました。そういうものだと(笑)
今回は風もオメガ採集装置に引っかかったわけですが、
ひょっとすると何かの伏線だったりするのかもしれません。

第11話「シエル チョコボとのわかれ」

放映日2001年12月11日

駅を下りると上に青空が広がる草原だった。
その時突如遠くから砂煙が上がったかと思うと、
色とりどりのチョコボの集団がこちらにやってきた。
キノコの魔物に襲われていたらしい。
リサによってキノコが倒されると、
そこへチョコイモと名のるお婆さんが現れた・・

タイトル通りチョコボがメインのお話。
チョコ婆の妹というチョコイモによって、
一行は伝説のチョコボのことなどを聞かされます。
今後の伏線でしょう。

今回はタイトルにしてやられました。
「後々再び合流するのだろう」位は予想してたのもあり、
別れのシーンで、本当に今回チョコボとお別れだと思ってしまいました。
見事にだまされました(別れのシーンが前半だったところで気づくべきだったか)。
思えば前々回ルーとの別れがあったのも仕込みだったのでしょうか。
でもせっかくだから1話くらい(別れ)引っ張っても良かったかな、
とも思います。

シエルチョコボとなってユウを救うチョコボですが、
仰々しい格好の割にとりあえず飛べるだけ、
というのもチョコボらしくて良かったです。

ようやく理解ができてきたのですが、
らせん階段のところは地下鉄の駅であって、
一行が地下鉄にのって一帯を巡ってるという展開なんですね。
減速して停車する地下鉄の絵を入れるとかすると、
分かりやすくなると思うのですが。

それにしても、
一行は「風」のことをなじるだけなじっといて、
あっさり逃げるんかい!(笑)
というのは相変わらずですね。

第12話「フングス えいえんのいのち」

放映日2001年12月18日

タイラント伯爵のもとへ、
オメガのパーツ(の結晶?)を続々と集めてくる四凱将たちと魔剣士。
しかしフングスだけはまだ入手してなかった。
「風」に連戦連敗中ともあってあせるフングス。
その時、オスカーの手引きによってフングスは忘れていた故郷に導かれた。
そこではフングスは能力を最大限に発揮することができる。
丁度そこへ一行と「風」がやってきて対戦することに・・

魔銃解凍のシーンが少しはしょられていて「おっ」と思ったのですが、
続くソイルのシーンで、聞き覚えのあるソイルと分かってガックリ。
一度呼び出した召喚獣をまた呼び出すというのは、
フングスに通用しないという展開がバレバレでげんなりです。
「風」がフングスに飛ばされるところや、
フングスが再生するところがバンクだったのも、
印象が良くなかったです。

「一応緊迫を残したまま次回」というのはシリーズ初なので、次回に期待します。
次回に引っ張ったのだから、
まさか「新しい召喚獣出したら倒せた」なんてことはないでしょう、きっと。

そんななかでの見所といえば、チョコボの変身シーン。
冒頭にちょこっとでてきたのを見て、
「魔女っ子モノみたくバンクで大仰にやればいいのに」
と思ってたら本編で本当にそうしていました。
気合いをみなぎらせながら、もともとの容姿が容姿なので、
どことなく間の抜けてる感じがぬぐいきれないチョコボがとってもラブリーでした(笑)

( 更新:2001年12月22日 文責:ごま )