『東京ミュウミュウ』第27〜33話 ごまの「アニメ批評日記」fromアニメ討論室
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ごまの「アニメ批評日記」

『東京ミュウミュウ』 作品データ

第9話 〜 第18話第19話 〜 第26話 : 第27話 〜 第33話 : 第34話 〜 第40話第41話 〜 第48話
更新:2002-11-24

11.23 第33話「婚約者現る 歩鈴、宿命の結婚!?」

父の許しを得たという父の弟子、月餅が婚約者として歩鈴の前に現れて、という話。
小学生を相手に求婚したり、キメラアニマ相手に肉弾戦したり、
と月餅に関するアイデアの部分は面白いのですが上手く消化しきれてないという印象。
小学生相手の求婚のところを膨らませることができれば面白くなったと思いますが、
本編のようにただ唐突なだけでは月餅が異常な人間であるという風に思えてしまいます。
あと、ラストシーンも唐突に帰って行っただけで余韻も何もなかったのが残念。
最初にキメラアニマに戦ったときに「愛する人を守る云々」を言わせておけば、少しは印象が変わったのではないでしょうか?

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11.14 第32話「お嬢様対決、お金じゃ買えない正義の味方」

いちご達が招待されたみんと邸でのお茶会に、自称「みんとのライバル」という西園寺カンナが乱入してくる、という話。
西園寺カンナのわがままぶりを描きつつ、実はみんとの成長ぶりを描くという主旨の話。
「自分から心を開かなければ・・」というみんとの台詞が繰り返すことで、
西園寺カンナがかつてのみんとの投影だということが描けていたと思います。
欲を言えば、いちごとみんとが出会う回を回想シーンとして入れた方がより分かりやすかったのではないかと。
あと割とどうでもいいことですが、みんとの招待に対する疑り深いれたす、とりなすいちごという構図は逆の方が良かったのでは。

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11.08 第31話「父の背中、いちごをかけた一本勝負!」

いちごが青山くんとつきあっていることを知った父が猛反対する、という話。
キメラアニマが登場しない番外編的な話で、一応あった変身シーンもコメディ演出のためでした(あと強いて言えばバンクのため)。
その分、いちごと青山くんに時間が割かれていたので印象は悪くないです。
父も経験していた「彼氏対彼女の父」という決闘シーンで、
中学時代のいちごの父はぶちのめされながらも何度も立ち上がるという構図を逆にしたのは面白かったです。
ただ本編で「今のは一本じゃない」と父の往生際の悪さを見せるのなら、
なりふり構わず形勢逆転させる前にもっとコテンパンにのされた方が面白さが増したと思います。
あとどうでもいいことですが、父をまくのに渋谷から公園にデートコースを変えたのは謎。人混みに紛れた方がいいはずですが。

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11.01 第30話「素直になって、水晶玉に秘めた片想い」

最近青山くんがそっけないので、占いがよく当たるという万里子先輩に相談にいく、という話。 一見怖そうに見えた先輩は単にサッパリした性格というだけで、 その実、自身は幼なじみの男の子に恋していて、誤解だった彼の恋の相手に自ら身を引く・・とコテコテのラブコメ展開。 身を挺して万里子を助ける俊輔、キッシュが今正に水晶を持ち逃げする所へタイミング良く現れるざくろ以下4人、 ミュウいちごのピンチに現れる青の騎士などなど、先が読めまくりの型にはまった展開でしたが、 本作ではあまり見られなかった形だったのと作画が美しかったのとで安心して見ていられました。 作画はハイライトを多用していたのが印象的でしたが、映像面としての評価は良くもなく悪くもなくというところ。 占いのおかげで青山くんと「ティータイム?」の一時を過ごせたところを省略してしまったのは大いに疑問。 いちごの誤解とはいえ「そっけない」と前フリした以上は、キッチリ描いておくべきでした。

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10.25 第29話「禁断の恋? 猫の言葉がわかるニャン」

猫語が分かってしまったいちごが、野良のぶち猫アサノくんの恋の相談を受ける、という話。
本編とは関係ない番外編的の話で、ありがちかつチープな展開ではありましたが、
電車のなかで遭遇するところは新鮮でしたし、
猫のお見合い会(ブリーダーの集まり)に入ることをポスターで説明していたりと、
結構工夫がなされていて面白かったです。
ポスターの「お気軽に」というくだりに「そんなこと(見合い)気軽にやるなっス」とツッコミ入れるところは特に笑えます。
猫の描写も割とリアル志向でかつ可愛らしかったので猫好きにはたまらない話です。
司会の声が阪口大助だったので、てっきりキッシュの変装だと思ったら本当にただの司会でした・・まぎらわしい。

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10.19 第28話「ネコパニック、秘密のカギは乙女のくちびる」

全身ネコそのものになってしまった桃宮いちごが右往左往する、という話。
これまでさんざん煽っておきながら一度も実現していないキスシーンは、今回のための伏線だった模様。
たかがキスひとつでこれほど話を盛り上げる要素に仕上げたものだと感心。
きっとスタッフ間で統一がなされていたのでしょう。
で今回、青山くんのキスがタイトル通りの「カギ」となるかと思いきや、
キスする度に姿が変わるので今後しばらくキスできないという肩すかし。やってくれます。
おそらく、これまで「いちごの正体」絡みでの青山くんとのすれ違いという演出を、
今度はキスというネタでやるのではないかと思います。
この形でいくといちごと青山くんのキスは大団円までお預けということでしょう。どうでもいいことですが。
さて、本編はいちごのネコ姿がかわいらしくて行動を追ってるだけで十分楽しめました。
いちごがカフェミュウミュウに行かなかったのが「混乱してたから」
という理由だけでは説得力に乏しいのは減点材料。ここはもう少し工夫して欲しかったです。
余談ですが、EDに出てくる3匹のネコのことも今回でハッキリしました。

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10.09 第27話「あなたが好き、青山くん衝撃の告白!」

東京タワーの死闘を終えて新たな展開、という話。
「衝撃の告白!」というほどでもなかった、というのが第一印象。
待ち合わせをすっぽかした形の大遅刻でにも関わらず、
怒るどころかこの場で愛の告白をする青山の行動はある意味衝撃といえなくもないですが。
こういう場合、待ちぼうけを食いつつも募る恋の気持ちという描写でフォロー出来るのですが、
「青の騎士の正体」絡みで、それが出来なかった分、とんちんかんなシーンになってしまいました。
放映延長(?)で、ロッドに宿ったミュウアクアも消滅させて争奪戦も一からやりなおし。
キスシーンかと煽ったラストではいちごが完全猫化で「引き」。
いかにもとってつけたような展開になりつつありますが大丈夫でしょうか。

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更新:上記参照 作成:2002-10-20 文責:ごま
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