学校の演劇発表会で楓やユリとともに出演することになるも上手く演技できずに悩むカスミ、という話。
「みんなの指摘がカスミを打ちのめす」という構図を作りたいがための、
キャラの性格にあってない無理矢理な言動が多く見られた回でした。
シカオあたりはともかく、先生までもが軽率な発言でカスミを傷つけるのはどうかと思いました。
霞家でもポトポットがカスミの陰口を言うのは違和感があります。
冒頭と前半の途中の2回、カスミの夢の中での「劇の風景」を幻想的に描写しておいて、
本番の発表会では、舞台の遠景の構図から、劇開始とともに先の2回と同じ幻想的な描写に移行させることで、
リアルタイムで劇を進行させながらも映像はカスミの心象描写となっていたのは実に上手い演出だったと思います。
霞家から謎の通路でつながる海へ霞家一同とカスミ、霧彦が遊びに行く、という話。
懇切丁寧、お節介気味のカスミ、人見知りする仙太郎、ぶっきらぼうな仙左右衛門、
と、泳げない霧彦への3人の指導ぶりに性格の違いが出ていたのが良かったです。
霧彦が泳ぎを会得していく過程では、それぞれの指導を反復しているのがちょっとした見どころになってますが、
行方不明から戻ったところでは仙左右衛門による「イカのように」だけでなく、
全員の指導の成果、という風に見せればもっと面白くなったのではと思います。
冒頭のシーンで霧彦が霞家にやってきた理由をカスミが霧彦に問うラストシーン。
てっきり単純に霧彦が遊びに来たのかと思っていたのですが、
「また今度」と意味ありげにもとれる返事は今後の伏線か何かでしょうか。気になります。
「自分を使ってくれ」と霞家にやってきた携帯電話のヘナモンをカスミが使う、という話。
古い携帯電話は今とは比べものにならないほど大きかったという事をネタに作った一本。
いつぞやのタイプライタの話と根底にあるものは同じですが、「物を大事にするといいことがある」という展開と違い、
今回は徹底して携帯電話のヘナモンを迷惑的な存在として描いて面白く仕上がったと思います。
映像では、最初はまんざらでもないところをはじめとして、カスミの表情が豊かに描かれていて良かったです。
蘭子のまたいとこにあたる蝶子が霞家にやってきた、という話。
蘭子と蝶子の仲違いを描きながら、
結局2倍の苦労をさせれらることになるカスミンという状況が面白かったです。
実は蝶子の(外面の)ような性格に蘭子がなって欲しかったと思う仙左右衛門や、
怒りにまかせて勢いよく蘭子と蝶子を制止するも、
二の句が継げずにカスミンに任せて逃げていく仙太郎など、
脇役の性格もしっかり描けていて、味わい深かったです。
ダーリンのことで何やら機嫌を悪くしたハニワ夫人が霞家内で色々暴れ回る、という話。
詳しい実情を明かさず色々と暴れ回り、一段落ついたところで、
単に出張中のダーリンからの電話連絡がなかっただけ、
という種明かしがなされるところまでは「普通」の展開。
そこからバツイチの蘭子を絡めてバー「ストレンジャー」を舞台に挟み、
状況が落ち着くかに見せかけて、
大量の朝食作り、邸内の大掃除と更にエスカレートさせたところが面白かったです。
やりかけの大掃除を残してハニワ夫人が去る、とオチも普通ではありましたがキレイにまとまりました。