『ヒカルの碁』第52話〜アニメ批評日記-アニメ討論室
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『ヒカルの碁』第52話〜

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更新:2003-01-27

01.22 第65局「伊角の碁」

伊角の中国武者修行、という話。
中国人の精鋭棋士たちの前になす術もない伊角の姿が全編を通して描かれますが、
これは伊角が真に一皮むけるという今後の展開への布石なのでしょう。
伊角視点での本編は若干冗長ぎみではありましたが、
中国人棋士の強さを示すという意味では効果的だったと思います。

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01.11 第64局「慶長の花器」

インチキ骨董屋の花器を元の持ち主の子供に返してもらう為、ヒカルが一局打つ過去のエピソード、という話。
原作にあるのかオリジナルなのかは知りませんが、今後しばらく佐為が登場しないようなので、
節目にこのようなエピソードを入れていくのは良いアイデアだと思います。
さて本編は、まだヒカルが佐為の代打ちを主にやっていた頃の話で、佐為の強さが描かれるわけですが、
一度投了に追い込んだ局面から盤面を入れ替えて再開、という展開が面白かったです。
あと最後の湯飲みのオチも良かったです。
今回からエンディングがまた変わりましたが、
今回のはカットの切り替えの仕方、そのタイミングの取り方などとても良くできています。

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12.30 第63局「もう打たない」

棋院の書庫で、秀策の棋譜を見たヒカルは佐為の実力を知り、打たせてやらなかったことを後悔して、という話。
因島や東京巣鴨での佐為捜索から、今回の棋院の書庫にたどりついたという展開につなげたことで、
現実における大事な人を失った時と同じような悲しい気持ちをヒカルの姿に見ることができます。
佐為の存在はいうまでもなくフィクションなのですが、ヒカルの感情描写はリアルなものといえます。
手合いのある棋院はおろか研究会にさえ出てこないことに業を煮やしたアキラが、ヒカルの中学にまで乗り込んでくるところは、
アキラなりのラブコールを描く共に、それが皮肉にもヒカルが佐為を思い起こさせる台詞でしかない、
という演出になっているところも面白いです。

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12.24 第62局「広島最強棋士」

広島の碁会所でトラブルを起こした河合に代わって、ヒカルがその相手である周平と対局する、という話。
東京にも存在する秀策の墓という事実を知る姿によって、帰京を急ぐための早打ちという理由づけをする一方、
リスキーな早打ちにも関わらずヒカルがアマ強豪を圧倒するという展開に自然にもっていっています。
打ち手がオーバーアクションなのは微妙なところですが迫力がありました。
特に早打ちするためにヒカルが周平と同時に碁石をつかむという描写がインパクトのある演出でした。

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12.16 第61局「佐為が消えた?」

佐為の姿が消えたことを不審に思ったヒカルが、秀策ゆかりの地である広島県因島を訪れる、という話。
「何故、佐為が唐突に消えたのか?」という一点の疑問によって、ヒカルの不審がる行動に今ひとつ感情移入できませんでした。
因島編はスタッフによるロケハンの成果を楽しめる出来となっています。

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更新:上記参照 作成:2002-12-28 文責:ごま(goma)
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