ノーマッド |
こんにちは、ノーマッドです。
え〜。まあ。今回も例によって、
エンジェル隊のみなさんが、珍騒動をまきおこし、
ずっこけてみたり、ほんわかしてみたりするようです。それでは。 |
ミント |
(ノーマッドを叩く音?)
まじめにやっていただけません? |
ノーマッド |
おおおおお〜・・綿出ちゃいました。 |
ミルフィーユ |
「ギャラクシーエンジェル」ラジオドラマ
エンジェルこぼれ話その9「しゃっくりを止めて」の巻。 |
ミント |
(ナレーション)悪夢。それは春風のように足音をたてず、
わたくしたちに近寄ってくるものです。
そう。思えばあのとき既に。
悪夢はわたくしの袖口をつかんでいたのかもしれません・・ |
・・・ |
フォルテ・ミント |
え〜? しゃっくりが止まらない? |
ミルフィーユ |
ひっく。朝からずっとなんですよう。 |
ミルフィーユ |
ご飯の丸飲みとか、鼻つまんでお水を飲むとか。
やってみました? |
ミルフィーユ |
ひっく。やってませんけど〜。
あんまり意味ないと思いますう。 |
フォルテ |
まあ、実際それで止まったことないけどね。 |
ミルフィーユ |
でしょう。そんなことじゃ「シャックン」はいなくなりませんよ〜。 |
ミント |
は? |
フォルテ |
誰・・だって? |
ミルフィーユ |
「シャックン」です。
お腹のなかのシャックンを倒さないと、しゃっくりなんて止まらないじゃないですか。 |
ミント |
(ナレーション)ミルフィーユさんによると、
しゃっくりはお腹の中に「シャックン」が住み着くことで起こるというのです。
そのあまりに突飛な発言。
わたくしは呆然とするばかりでした。 |
ミルフィーユ |
ウッ・・それでお願いなんですけど、
ちょっと私のお腹の中に入って、シャックンを倒してきてもらえませんか。
わたし今日ずっと「ウッ」、こうやって、お腹叩いてるんですけど、
逃げ足が早くって「ヒッ!」うう・・また外した。
「ウッ!」、ん、もう。「ヒッ!(すごい音)」。
うぇへっ、うぇへっ、うぇへっ。 |
ミント |
ああ、ああ、無理をなさらないで。
そんなに殴ったり、体の中に入って誰かを倒したりしなくても。
そのうち、しぜ〜んと治まりますから。 |
フォルテ |
しかし・・このままミルフィーユが自分で自分を殴り殺しかねないなぁ。 |
ミント |
ええ。落ち着いていただかないと。 |
フォルテ |
いくかぁ! シャックン倒しに。 |
ミント |
何を仰ってるんですの? |
フォルテ |
倉庫にロストテクノロジーの「ミクロ化銃」があったはずだ。 |
ミント |
ちょ、ちょっと待ってください。
なんでそうなるんですの。 |
ミント |
(ナレーション)そうしてわたくしはフォルテさんに無理矢理引っ張られる形で、
ミルフィーユさんの体内へと入っていってしまったのです。 |
つづく |