「ギャラクシーエンジェル」ラジオドラマ集 こぼれ話シリーズその3の1-アニメ討論室-

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「ギャラクシーエンジェル」ラジオドラマ集 こぼれ話シリーズこぼれ話その3 「二人っきりの二人」の巻

その1

ノーマッド さてさてノーマッドです。今回のエピソードは夜中です。
それにしても女性って怖い話すきですよね〜。
ホラー映画とかも女性の方がたくさん見てるみたいだし。
それって要するに女性の方が神経が図太いってことで・・
ミント おほほほほ・・・(変な音)
ノーマッド きゃ〜! (????)
ミルフィーユ ギャラクシーエンジェル ラジオドラマ エンジェルこぼれ話その3
「ヴァニラの怖い話」の巻
時報 ブッブッブッブ〜ン。
銀河時間、午前2時、ちょうどをお知らせします。
ブッブッブッブ〜ン・・
(足音)
フォルテ あれ? ヴァニラ。何してんの?
ヴァニラ 深夜待機です。
フォルテ はあ? 夜勤ならなんで電気消してんの?
非常灯しかついてないじゃん。
ヴァニラ これでじゅうぶん、周囲の把握はできてますから。
フォルテ やぁ〜・・そうですか。
おっ。よく見るとヘッドフォンなんかつけちゃって。
ヴァニラも音楽聴くんだ。あ〜宗教音楽とか?
あ、いや。そうか。この暗がりで音楽だからヒーリングってやつだ。
ヴァニラ 時報です。
フォルテ あ、あ、あ〜・・時計合わせてたんだ。
ヴァニラ 違います。ただ、聞いていただけです。
フォルテ なんで・・時報なんか、ただ聞く必要があるわけ?
ヴァニラ 時報は・・
フォルテ だぁ〜、やっぱいい。よけい気が滅入りそうな気がする。
こんな暗がりで一人で時報聞いてて怖くなってきたりしないの?
ヴァニラ いいえ、しません。
時報 ブッブッブッブ〜ン。
銀河時間、午前2時、10分、20秒をお知らせします。
ブッブッブッブ〜ン・・
フォルテ で。誰もいないはずの駐車場を振り返ったら、
そこには血まみれの女が〜・・
ヴァニラ そうですか。
フォルテ そうですか〜じゃなくて。ちっとは怖くなんない?
ヴァニラ いいえ。
フォルテ はぁ〜。さすが蘭花が叫びすぎてハスキーボイスになったホラー映画
「悪魔と死霊の佐渡おけさ」に眉ひとつ動かさなかっただけのことはあるな。
くそ〜。意地でも怖がらせたくなってきた。
(扉の開く音)
ミント たしか、給湯室に紅茶のストックが・・
ひゃあ! な、なにしてるんですか二人とも!
こんな真っ暗にしたまま。
いるなら電気つけてください!
フォルテ そうそう。こんな感じで怖がってほしいね〜。
ミント 別に怖がってませんよ。驚いただけです。
フォルテ じゃあ、怖い話を一緒に聞いてけ。
ミント うっ・・ほ、他の人を誘ってください。わたくしは興味ありません。
フォルテ とかいって怖いんだろ〜。
そういえば「悪魔と死霊の佐渡おけさ」見てるときもいなかったもんな。
ミント あれだって別に怖かったわけじゃありません。
フォルテ 口ではなんとでも言えるよな〜。
ミント (うさ耳の音)わかりました。つきあいます。
フォルテ よっしゃ。じゃあ、とりあえずヴァニラが怖がるまでな。
ミント へぇ〜・・?
フォルテ つきあうって言ったのが運のつきだ。
つづく
( 更新:2002年7月3日 文責:ごま )