「ギャラクシーエンジェル」ラジオドラマ集 こぼれ話シリーズ10その2-アニメ討論室-

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「ギャラクシーエンジェル」ラジオドラマ集 こぼれ話シリーズこぼれ話その10 「男達の出会い」の巻

その2

・・・
ガスト そうか。ジョナサンは焼き芋屋で、パトリックは竿竹屋か。
ジョナサン で、お前がクレープ屋兼焼鳥屋だろ。
気(?)を揃えたわけでもないのに、似たようなことやってるな〜。
パトリック 俺達って、むっかしからそいういう所あるよな〜。
ジョナサン そうそう。狙ったわけでもないのに、同じところでばったりとか。
しょっちゅうだったし。
ガスト この間も全然違う経緯で同じ国に来てて、あれもビックリしたよ。
パトリック あったな〜。
ジョナサン あそこじゃ結構ビッグで、羽振りよかったんだけどな〜。
パトリック かなりの大物だったな〜。
ジョナサン な、なにいってんだよ〜。
そこで唯一俺の上に立ってたのがあんただろが。
パトリック へっへへ。いや、あんなもの形式的なものに過ぎないって。
ガスト そこにアイツらが現れたんだよな。
ジョナサン やなこと思い出させんなよ。
パトリック でも、いっつも最悪のタイミングだ。
あの女共が出てくるのは。
ガスト そ〜だよ。アイツらがでてくると、何故か俺達はひどい目にあうんだ。
ジョナサン 相性でいえば最悪なんだろうな。
ガスト 逆に言えば、アイツらさえいなきゃ
俺達ももっとマシな日々が送れていたんじゃないのか。
パトリック そりゃ言えてるかもな。
ジョナサン く〜、くそ〜。なんで俺達ばっかり。
ウォルコット 愚痴はおよしなさい。
三悪 あ〜?
ジョナサン あ〜、あんたバナナパフェ食ってた・・
ウォルコット はい。そこの席の者です。今、通りすがりに話を聞きました。
パトリック 何の用だ?
ウォルコット 上手くいきかけていた状況が急に悪くなり、
自分の思惑などけちらして、打つ手もなくなり、更にどんどん悪化していく。
ガスト そうそう。そうなんだよ。
パトリック なんで分かるんだ。
ウォルコット 私はしばしば経験していますから。
ジョナサン うわ〜っ! あんたも他人に人生狂わされてんのかよ。
ウォルコット おそらく。あなた方よりたくさん。
ガスト うわっ。よく耐えてるな。
ウォルコット なに、気のもちようです。
あ、そうだ。あなた方に良い言葉をお教えしましょう。
三悪 はあ。
ウォルコット 色々あるけど、それもまた人生。
三悪 はあ〜っ(感嘆)
ウォルコット じゃ。
パトリック あ、待ってくれ。あんた名前は?
ウォルコット バナナパフェの親爺、とでも呼んでください。
ジョナサン また、会えるかい?
ウォルコット 縁があれば、きっと。
(足音)
ガスト 俺達よりひどい目にあってるなんて。
パトリック たぶん、本当だぜ。あれは。
ジョナサン すげえ人に会っちまったな〜。
パトリック 俺達も、まだまだだな。
ガスト がんばろうぜ。
ジョナサン ああ。
パトリック ああ。
おわり
( 更新:2002年9月15日 文責:ごま )