過去のコラム集2-アニメ討論室-

過去のコラム集

夢かもめ・・・ 2001/7/16

神戸市営地下鉄の新線「海岸線」が7月7日に開通した。

旧居留地・ハーバーランドなどのスポットや、
ワールドカップ開催地の最寄り駅などを通る路線である。
震災復興の意味合いも込められているらしく、
まずはおめでとう、と言いたい。

が、しかしである。
上に書いた愛称「夢かもめ」・・・
これはもう少し何とかならなかったのだろうか。
この愛称が神戸の魅力を特別アピールしているとも思えない。
さらに以下のようなことがある。

東京都にある新交通システムに「ゆりかもめ」というのがある。
同じく東京都の都営地下鉄大江戸線に
当初つけられる予定だった愛称は「夢もぐら」であった。

「夢かもめ」と聞くとどうしてもこれらを思い出してしまう。
特に首都圏から来た人はどう思うだろうか。
「真似じゃん」・・・。
みんながみんなそう思うかどうかは別にしても、
こういう、ある種の隙を好きこのんで作る必要はないと思う。

地元神戸の人の気持ちは知る由もないが、
関西を愛する者として釈然としない気持ちを感じる。

タイムショック21に思う 2001/7/17

昨日の放送はひどかった。

ご覧になった人は分かると思うが、
最近では「芸能人大会」「出張タイムショック」に続く
番組の最後の方に回されている「一般参加者」大会の最後のアレである。

今回は「アタック25」と「クイズミリオネア」両方で
最高賞金を獲得している今尾奈緒子さんを中心に
アタック出場経験者などで編成されたメンバーで、
見事ビジュアル・タイムショックをクリア。
ファイナル・タイムショックに駒を進めたのだが・・。

順調に3人目までをクリア。
ちなみに現行方式では、5人が1分12問のタイムショックに挑戦、
全員が6問以上のノルマをクリアするか(この場合は個々の賞金の合計)、
どこかで全問正解を出す(この場合は1000万円)かすると賞金を獲得できる。

事件は4人目に起きた。予め問題のナンバーを選び
(「どれを引いても同じ」というのは往年の「タイムショック」でよく言われた)、
通常問題・ジャンル指定問題・○×・1問多答などの形式が告知されるのだが、
4番目の内容は「サザンオールスターズ限定」。
しかもその問題たるやファンでもそうそう分からないであろう
「カルトQ」(これもかつてのクイズ番組)さながらの難しさ。
残り2人となっていた挑戦者のどちらも得意でないという雰囲気ただよう中
結果あえなく1問正解でチャレンジは終了した。

終わった瞬間の「トルネードスピン」と言うときの司会者2人の
普段にも増した喜びようは、
「クイズ実力者といってもこんなもんです」
「タイムショックはそんなに甘くない」
とでも言いたげであった。

ルールの範囲内と言ってしまえばそれまでかもしれない。
演出上、挑戦者に甘くしたり厳しくしたりというのはあり得る話で、
実際、「中国に接する国」を12ヶ国言うだけ
(この形式のひどいところは答えが12でもなければ何回でも言えるという甘々さ) で1000万円獲得した例もあった。

しかし、敢えてクイズの手練れを出すからにはこんな闇討ちみたいなやり方ではなく、
「これぞタイムショックの恐ろしさ」と誰もが認める形式で、
堂々と渡りあって欲しかったと思う次第である。


( 更新:2001年8月8日 文責:ごま )