過去のコラム集3-アニメ討論室-
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過去のコラム集

東京江戸たてもの園に行ってきた 2001/11/3

それは都立小金井公園の一角に作られた施設で、
両国にある、本館である東京都江戸東京博物館の別館として建設されたものです。
7ha の敷地に歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示しています。

愛知県にある「明治村」や「リトルワールド」をご存じの方は
それらの施設を思い浮かべると分かりやすいでしょう。
この「江戸東京たてもの園」にも27の復元建造物と29の屋外展示物があります。
敷地は「西」「センター」「東」の3つのゾーンに分けられていて、
今回の訪問のメインは「東ゾーン」。
ここは主に大正〜昭和初期の建造物が復元されているのですが、
映画「千と千尋の神隠し」の建物のモチーフとなったと聞いてやってきたわけです。

モチーフとなったのは「子宝湯」という銭湯と、
「武居三省堂」という文具店。
前者はいうまでもなく「湯屋」のモデルで、
後者はその中のボイラー室(釜じいがいたところ)です。
特に「武居三省堂」の内観はボイラー室そのまんまという感じで
ちょっとした感動でした。
それ以外にもこの「東ゾーン」は、
「湯屋」の町並みに使われている「看板建築」を使った建物が多く、
作品世界を思い起こすのと同時に、
ノスタルジックな印象を与えてくれるので非常に楽しいです。

結局、休憩もふくめて4時間ほど滞在しました。
行ったのは土曜日でしたが、知名度が低いのか人影はまばらでした。
中の各建造物にはボランティアのガイドさんがついているのですが、
人が少ないので解説も存分に聞くことができました。
入場料はなんと400円。ここは単独のスポットとしても充分すぎる出来です。

前に「ジブリ美術館」に行く際は他のスポットも、
と書きましたが是非こちらにも足を運ぶことをお勧めします。
というかこちらがメインでもいいくらいでした。
広大な公園内にあるので環境もよく、
お弁当なんかを用意してちょっとしたピクニック気分で訪れるとより楽しいかと思います。

園内の様子は近いうちにアップする予定です。


( 更新:2001年11月8日 文責:ごま )
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