ブレードチルドレンに対するハンターによってひよのと理緒が誘拐される、という話。
廃墟のホテルという舞台における、歩を含めたブレードチルドレンとハンターとの攻防、
という大きなストーリー展開への導入部らしき回のようですが、
ひよのと理緒が誘拐されるところがいかにもおざなりでいただけません。
おそらく原作を踏襲した展開なのでしょうが、
現状で最も狙われやすい理緒への襲撃を朝月たちが警戒するなか、
まんまと誘拐されるという形で一本作ってみても良かったのではないでしょうか。
実はブレードチルドレンだった月臣学園陸上部のエース高町亮子をラザフォードが戦力に加えようとする、という話。
本編の見どころは8メートル離れた相手を3球以内に命中させるというゲーム。
高町とラザフォードとの対決を直接的な見せ場としながらも、
その対決をよそに鳴海歩がひよのに語るゲームの本質と攻略法と、
実際にラザフォードがしてみせた攻略法との対比で能力差を見せるという演出は好印象。
ゲーム自体も楽しめるものではありましたが、
ただ一点、運動能力に疑問があるものが思った通りのところに投げられるかどうか、
という受け手に当然起こりうる疑問の解決がなされてなかったことが減点材料。
総集編、という話。
特筆すべき点はありません。
ひとつ気になったのは、おさらいの意味としての総集編となってはいたものの、
ここから作品に入る人のための総集編にはなってなかったということです。