『ゲットバッカーズ−奪還屋−』1〜8話ごまのアニメ批評日記-アニメ討論室
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ごまの「アニメ批評日記」

『ゲットバッカーズ−奪還屋−』

第1話 〜 第8話 : 第9話 〜 第14話第37話・第39話・第40話
更新:2002-12-12

12.10 第8話「響け、生命の音色」

銀次・士度が、阿久津の刺客である護り屋の菱木竜童・黒部兄とそれぞれ戦う、という話。
3部作ということで、戦いもそこそこに士度とマドカによるエピローグが後半のかなりの時間を占めていました。
動物の居場所を求めて無限城から阿久津と渡り歩いた士度が、最後マドカに居候することになる展開のなかで、
士度の内面が細かく描写されていた、という点では良かったです。
一方マドカの方は「恋をしている」と自他共に認める為の描写でしかなく、少々間延びしていたように思います。
戦いのシーンは、銀次の切り札が面白かったです。帯電体質で色々アイデアがあるものだと感心。
あと、士度が先住民族「魔里人(まりうど)」の生き残り、と蛮が口にするのは今後の伏線のようなので忘れないようにしたいところ。

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12.04 第7話「獣変化ビーストマスター」

阿久津からストラディヴァリウスを取り戻したものの、次々とのびる抹殺の手、という話。
いくつかのキャラの組み合わせで戦いが描かれるのですが、
それぞれで同じではない力関係を演出しつつも矛盾を感じさせずに見せているのが秀逸。
冒頭の戦いでは、蛮が士度に「格の違いを見せてやる」と相手の力を封じて圧勝するのですが、
後半では志度が能力を十二分に発揮して納得のゆく強さをみせています。
阿久津の黒部兄への台詞に「兄弟」という言葉を入れることで、
瞬間的に音羽マドカの執事・菅原が敵であることを示唆するという演出はなかなかでした。
ただ、最終的にマドカ抹殺を口にする阿久津の、黒部兄との長いやりとりは話の行方がつかみ辛かったです。
本編の方はまたまた次回に続くことになりましたが、その引き方には違和感がありました。
蛮が邪眼を使ったところまでで十分ですし、サブタイトルを重視するとしても志度が黒部兄を倒すところまでだと思います。

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12.01 第6話「神の旋律を奪り還せ!」

「愛用のストラディヴァリウスを奪われた」という盲目のヴァイオリニスト・音羽マドカの依頼を受ける、という話。
前回に続いての前後編で、後半を見てみないことにはなんともいえません。
前回とは逆に銀次の過去に関係する話であるところ、
銀次が蛮の実力を評価しているところを描いているところが対になってて面白いです。

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12.01 第5話「暁の死闘 雷帝vsDr.J」

運び屋に追いつかれた蛮と銀次が戦う、という話。
再登場するであろう赤屍蔵人の、これまでに描いた圧倒的強さと矛盾することなく、
いかに銀次が勝利するかに注目していたのですが、
電磁誘導を利用して「自滅」させるというアイデア、
一定時間気絶したあと復活する赤屍蔵人、今回の戦いに満足して去る、
という描写はなかなか楽しめました。

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11.14 第4話「奪還屋VS運び屋」

政敵に奪われたブツを運び屋から取り戻す、という話。
前回見てなかったので詳しい経緯はよく分かりませんが、
前回のダイジェスト(といっても分かりにくかったですが)が最初にあったので大体つかめました。
そのダイジェストシーンで、車が池に落っこちた直後の跳ね上がるシーンが印象的でした。
なんだか時代劇の忍者の映像のようなフィルムの逆まわしをアニメーションで表現しているようで面白かったです。
さて、肝心の本編の方は赤屍蔵人が敵キャラとして魅力的に描かれていて、
今回も面白かったですし、対決ものとしての構図が決まって今後も楽しみです。
むしろ蛮&銀次の方がどう見ても能力的に見劣りするのが心配なのですが、
そこは、二人が力を合わせてそれを上回るなどの演出などで、上手く見せてくれるのでしょう。

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10.30 第3話「プラチナ奪還作戦」

録画失敗で本編みられず・・・。

10.29 第2話「錆びた絆を奪り還せ!」

かつて工場経営者だったホームレスのために借金のカタとして奪われた娘を奪還する、という話。
警戒厳重なヤクザの屋敷に見事潜入するも、心変わりしていてヤクザの女と化した肝心の娘によって、
蛮&銀次がピンチに陥ってしまうところまでは大人向けっぽい展開だったのですが、
結局はヤクザが工場を倒産させる計略を蛮に喝破することで娘が我に返る、
という安っぽいというかご都合主義的に安直なまとまり方をしたのが残念。
ただ、そこで娘が父の元に返ってめでたしめでたし、とならなかったところは良かったです。
ホームレスの最期は蛮が邪眼の能力を使っていたようですが、
登場第2回で能力自体が今ひとつまだ分かりにくいことによって、このシーン自体も少し分かりにくかったです。
作画の方は普通のテレビアニメ並に落ち着いたという印象。第1話ほどの動きは流石になかったです。

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10.22 第1話「イニシャルはG&B」

帰宅中、警官とやくざの裏取引に遭遇し、大事なぬいぐるみを落とした少女の為の奪還、という話。
現代新宿を舞台とした「奪還屋」の活躍を描くストーリーや、「ルパン三世」を彷彿とさせる音楽に、
「カウボーイビバップ」のようなクールでハードなアクション物かとおもったのですが、
主人公二人組がいかにも女の子受けをねらったような美形キャラだったり、
崩し絵を使ったコテコテのギャグ演出をしていたり、
とシリアスシーンの雰囲気からすると、どうにも違和感を感じてしまいます。
とはいえ筋立てそのものは面白そうですし、アニメも「無駄に」というほどよく動いていたので、
今後の展開を楽しみにしたいと思います。

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更新:上記参照 作成:2002-10-24 文責:ごま(goma)
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