アニメコラム2001/09/26

アニメコラム集

「ジャングルはいつもハレのちグゥ」終了 2001/09/26

ウェダとその母が遂に再会を果たしておしまい。
まあ予想通りの終わり方だった。
ラストは実にあっけなかったが、アレは作品の本質ではないし、
スパッと切ったことで変に盛り上げるよりスッキリして良かったと思う。
グゥについての謎には一切触れずじまいで、
これはこれまでの「ガンガン」アニメ化作品と同じ。
原作が続いているので致し方ないということだろう。
触れずに済んだ分、却ってアニメ版でのテンポ・面白さを損なうことなく終われたとも言える。

舞台がジャングルという点を除いたストーリー展開、
またギャグそのものは特に代わり映えのするものではなかった。
毎回オチもギャク作品としては今ひとつであった。
が、個々のシーンのキャラクターのリアクションだけで充分、
というかそれだけで作品を楽しむことができた。
主役のハレ役、そしてグゥ役の演技が作品の面白さに大きく寄与しており
(脇役ではベル役・横尾まりを一押ししたい)、
改めて声優の演技で作品の出来は大きく左右されるということを感じた。
作画の方も声優に演技させるのではなく、
声優の演技を十二分に生かすという姿勢が感じられた。

終わってしまったのが残念。
VTRで個々のシーンを楽しみつつ見返してみようと思う。

( 更新:2001年10月19日文責:ごま )