話数「サブタイトル」ごまが独断で決めた面白度★★★★ | |
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あらすじ | みどころ |
第1話「天使のチャレンジゼリートライアル」★★ |
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珍しく何事もなく終わった任務の帰途。 追加任務の通信を受けるエンジェル隊。 ところがミルフィーユ以外の紋章機には操縦者の姿は見えず。 直前に立ち寄ったラーメン店で胡椒とロストテクノロジーを間違えてしまい、 口にした4人が透明人間になってしまったのだ・・ |
記念すべき地上波第1話。CS版の続編(?)ともあってか細かい説明は一切ナシ。 主人公のミルフィーユを印象づけるため、他の4人の顔を回想シーンでも見せないカット割 を意図的にしている。 CS版準レギュラーの三悪も早速登場。三悪の幽霊でっち上げを、透明なエンジェル隊のいたずらと思いこむミルフィーユ。 逆にそのエンジェル隊に恐怖する三悪。 好き勝手にふるまう4人と、それぞれの対比によるドタバタが見どころ。 各キャラの性格・趣味・嗜好が説明されているところにも注目。 |
第2話「筋肉隆々担担麺」 ★★★ |
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休日にプロレス観戦のエンジェル隊。 ノリノリの蘭花とミルフィーユ。退屈そうなフォルテ。 その他二人と反応はそれぞれ。 ところが突如開催された観客参加のトーナメントの商品が「高級リゾート惑星」と聞いて、 出場する蘭花のセコンドにとがぜん張り切るエンジェル隊。 実は、トーナメントは幼少から蘭花を想いつづけていた主催者によって仕組まれたものだった・・ |
メインは蘭花。プロレスのお約束を馬鹿にする台詞が出たかと思えば、
専門的なアドバイスがマシンガンのように繰り出されたりと、
ある種プロレス・格闘技のパロディとなっている。 トーナメント以降は、「格闘の強さ」「惚れっぽさ」「人情家」「激辛料理好き」など、 いかんなく発揮される蘭花の性格・特徴が見どころ。 |
第3話「前略 ため息のバロティーヌ」 ★★ |
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ミルフィーユの紋章機に備えつけられた補助席と、 そこに座る老人。荷物室にいるミント。 自身の紋章機の調整で補助席に座るはずが、 大量の荷物を抱えて困っている急ぎの老人を 送っていくというミルフィーユの善意によっての状態だった。 不機嫌なミントだったが、 荷物室で着ぐるみを発見。 喜び勇んで試着してみるが、脱げなくなってしまい・・ |
メインはミント。音声オフの通信で笑顔と共に罵詈雑言らしき言葉を浴びせたり、
着ぐるみで悦に入ったりと、ミントの性格がコンパクトにまとまっている。 着陸以降の自分の行動で、どんどん深みにはまっていくミントの様が見どころ。 ミルフィーユの脳天気さによって事態が悪化しているところも見逃せない。 |
第4話「びっくり点心」 ★★★ |
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任務から帰ってくる4人のためにケーキを作る留守番ミルフィーユ。
シナモンパウダーを探しているとき、 ふと目についた甘栗。実はロストテクノロジー。 帰ってきた4人がエンジェルルームで見たものは、 巨大化して窮屈そうにしているミルフィーユの姿だった・・ |
巨大化という異常事態のなかで取り乱しつつも、どこか脳天気なミルフィーユと、
隠密に解決を図ろうとするも有効な手だてが打てないばかりか、更なる事態の悪化に直面する
4人の様が見どころ。 全てはミルフィーユの行動によるもので、後先考えないミルフィーユの 性格がでている。ありがちなドタバタ劇ながら、オチまできれいにまとめた1本。 |
第5話「想い出激走八宝菜」 ★ |
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人気素人参加番組「攻略ツヨイ城」。 任務で寄った星で収録中で、欠員が出て、と幸運が重なり、 出場者となった蘭花とミルフィーユ。賞金を目指して張り切る蘭花。 中継を見て羨ましがるも協力体制に入ったエンジェル基地のフォルテとミント。 だが中継を見ていた招かざる人物(?)が蘭花のもとへと向かっていた・・ |
実在した番組「風雲たけし城」のパロディ。 捨てられていて可哀想と人形を拾う子供の頃、 ロベルトくん、マイケルくんとの思春期のロマンスと、蘭花の性格の発揮が見どころか。 展開・オチともにありきたりで全体的な印象としては弱いが、髪飾りが受話器だったり、 こっそりでているウォルコットやその描写(ザコ)などの小技が楽しめる。 |
第6話「立ちこめる霧のソルベ」 ★★★ |
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重要書類の輸送任務中、とある惑星に不時着したミントとヴァニラ。 霧一面の中に見えた街並みに向かってとりあえず歩いていった二人だが、 そこで待っていたのは、何故かミントもヴァニラのことも知っていて 書類を入れた鞄にのびる魔の手の数々だった・・ |
メインはミントとヴァニラ。 次々襲いかかる危機のなか、冷静さを必死で保とうとしつつ ヴァニラの手を引いて行動するミントと、 状況を冷ややかに説明しつつもミントについていく いつも通りなんだか分からないヴァニラの、二人の対比が見どころ。 小ネタではジョナサンのナンパ(或いはキャッチ)風台詞と大統領の声明の長台詞がツボ。 |
第7話「恋の煮こごり純情包み揚げ」 ★★ |
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フェアリー隊の同窓会。 オバタリアンと化した元隊員4人の振る舞いに、一人現役として 参加したヒューイの気分は憂鬱に。 「通信入ってこないかな」とさえ思い始める始末。 しかし、ヒューイは楽しみしていた。 まだ来ていないもう一人の元隊員が現れることを。 フェアリー隊へ新人として配属された頃を思い出しながら・・ |
部隊名はフェアリー隊。キャラも似てるようで違う名前の別人と、つまりは自作のパロディ。 全体的には、ヒューイとシルフィーという隊員同士のかつて成就しえなかった ロマンスが今・・という洋画っぽい普通のストーリー。 若かりし頃のヒューイの演技と、 フェアリー隊のオバタリアン演技が見どころ。 |
第8話「ウェディングケーキ合体スペシャル」 ★★★★ |
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エンジェル隊に新たな任務が。 迫りくる銀河獣に対し5体の合体メカによる巨大ロボでこれを撃退せよというのだ。 しかし、昨日蘭花が寿除隊したばかりで人数が足りない。 任務失敗は減給と聞き、ウォルコットを蘭花の連れ戻しに行かせる一方、 代役を立てての合体操縦訓練を続けるエンジェル隊だが・・ |
1970年代に大流行した合体ロボットアニメのパロディ。 クライマックスの二転三転のどんでん返しが最大の見どころだが、 合体ロボットアニメに対し、科学考証的に面白おかしく皮肉を込めた内容は、 普通のドタバタ劇としても十二分に楽しめる非常に完成度の高い1本。 |
第9話「GA解析懐石」 ★★★★ |
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エンジェル基地への来客、フェン大佐とカトウ秘書官。 問題だらけのエンジェル隊が軍法会議にかけられることもなく存続できているのは、 ウォルコットの手腕によるものだとみて「その秘訣が知りたい」というのだ。 折しも悪徳企業への現金強奪事件が頻発。しかもエンジェル隊がその犯人らしいと分かり、 中佐の手腕に注目する二人だったが・・ |
「カートゥーン」と一般名詞化されているアメリカ製アニメと「アメコミ」をモチーフにした作画が特徴的。 ウォルコットを過大(?)評価する、飛田展男によるやたら力の入った演技によるフェン大佐と、 強盗を重ねながらも脳天気なエンジェル隊の描写が見どころ。 フェン大佐とカトウ秘書官という外部の人間の視点で「GA」の面白さを凝縮した1本。 |
第10話「お好み復讐ランチ」 ★★★ |
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TVドラマが見たいエンジェル隊のために、磁気嵐のなかアンテナの調整に行かされたヴァニラは、
磁気嵐の直撃を受ける。 その数分後、エンジェルルームの重力制御が操作され動けなくなる エンジェル隊の前に現れたのは、ヴァニラの復讐に燃えるノーマッドの変わり果てた姿だった・・ |
ノーマッドが主役といえる回。 普段は一言多いツッコミで皆からないがしろにされてきたノーマッドと、エンジェル隊の立場が逆転してのやりとり。 特に普段とはうってかわってのフォルテと蘭花のの平身低頭ぶりが見どころ。 |
第11話「彼岸への回転寿司」 ★★★★ |
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二日酔いで目をさまし洗面所の鏡の前に立ったフォルテ・・のはずが、そこに写ったのはミルフィーユの姿。 エンジェル基地にいるメンバーの魂が、他のメンバーの肉体と入れ替わってしまったのだ。 どうやら預かったばかりのロストテクノロジーの影響らしい。 一人(?)危機感を訴えるノーマッドを尻目に、全員どうでもよさそうな態度。 そのまま珍走団一掃の任務に向かうが・・ |
魂が他人の肉体と入れ替わるという話はギャグ・コメディではもはや定番。 アニメにおいては元々のキャラの声優による、キャラの演じ分けがみどころとなる。本作も同様。 声優の技量が試されるので、その意味で大成功と言えない面もあったが、 キャラの配置や台詞に苦心のあとが見受けられるシリーズ屈指の1本。 |
第12話「鋼のジャンバラヤ」 ★★ |
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射撃訓練中のフォルテの前に、ウォルコットが自立型戦闘ロボットの暴走阻止の任務をもってきた。 それは、かつてフォルテが九死に一生を得る大苦戦の末に仕留めたのと同型のロボットだった。 思い出したくない悪夢を振り返りながら、ウォルコットとともに任務に向かうフォルテ・・ |
第1期に続くフォルテ・メインによる唯一の全編シリアスというシリーズ中の異色作。 記憶のなかにある謎を含みにロボット破壊に向かうフォルテの心理描写と、 珍しく大活躍するウォルコットが本編上の見どころ。 コメディという本筋からは外れるが、こういうお話もありという1本。 |
第13話「機内食(具沢山弁解カレー)」 ★★★ |
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任務が終わり紋章機で帰還するエンジェル隊一行。 宇宙史上最大の危機をくい止めた事を振り返るエンジェル隊だったが、 その危機自体がロストテクノロジーと生物兵器を間違えたことによるものだったと話題が移ると、 エンジェル隊隊員どうしの責任のなすりつけあいに・・ |
紋章機内のカットがキャラごとに入れ替わるだけという、
極端に少ないカット数で作られた、ラジオドラマを思わせる手抜きとも挑戦作ともいえる1本。 全編にわたるエンジェル隊のかけあいが見どころ。 |
第14話「愛と疑惑のもんじゃ」 ★★★ |
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任務の帰りに人気のないレストランに寄って、飲んで食って歌ってと大騒ぎのエンジェル隊。 ただひとり、外で上品にジュースを飲んでいたヴァニラだったが、 ちょっと目を離した隙にノーマッドが誘拐された。 どこまでも執拗に追い続けるヴァニラ対逃げ続けるガストととのチェイスがはじまった・・ |
ノーマッドとヴァニラをメインに「ヴァニラとノーマッドの関係とは」という謎を含みにした、
ヴァニラとガストのチェイスが見どころ。 ガストとノーマッドの会話がヴァニラの人物像の描写となっている点にも注目。 今回脇役となる他の4人にも「遊び」がほどこされていて、満足度の高い1本。 |
第15話「新鮮とれたて驚異の舟盛り」 ★★★ |
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リゾート惑星の海の上。 のんびりと休暇を楽しむエンジェル隊だったが、ただひとり不気味な笑い声を 上げる者がいた。対巨大魚用特殊装備の釣り具で賞金付き巨大魚を狙うフォルテだ。 あきれ返る蘭花・ミント・ヴァニラと譲らないフォルテの前に正真正銘の巨大魚が現れて、 釣り上げるどころが、こちらの船が沈没の危機に・・ |
巨大魚に執心のフォルテと、普通にリゾートしたい3人、と脳天気なミルフィーユのやりとり、 本物の巨大魚による沈没の危機を前に、脱出をはかる4人と取り残されるフォルテのやりとり、 更には窮地に開き直るフォルテの様子などが見どころ。 脱出の際に現れるキャラの性格。特に脳天気ななかに残酷さをもつミルフィーユに注目。 |
第16話「禁断のムニエル魅惑の山かけ」 ★★★ |
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絶滅危惧種の保護という任務の説明にも興味なさげなエンジェル隊だったが、
それが強力な美肌効果のある超高価な薬品の原料と聞いて表情が一変。 任務に向かった・・と思いきや紋章機での通信で交わされたのは 「美肌のために、いっそ食べちゃおう」という会話。 かくして反対するミルフィーユとフォルテ・蘭花・ミントととの争奪戦が開始された・・ |
前半は保護か食べるかを巡るまでの、エンジェル隊のやりとり。
後半はどんでん返しのオチに至る伏線が見どころ。 今回は特に多彩な表情を演じ分ける蘭花の台詞まわしに注目。 絶滅危惧種を食べるという確信犯的ストーリーで果敢に笑いを取りにいった1本。 |
第17話「ツキなし月見そば」 ★★★ |
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休暇をトランスバールでのハイキングで過ごすというミルフィーユを温かく送り出しつつも、
なにやら穏やかでない雰囲気のエンジェル隊の面々。 それもそのはず、その日は普段の強運の揺り戻しにより、周囲までもが災難・災厄に見舞われる大凶運の一日。 それを防ぐためにはミルフィーユのストレスを徹底的に排除しなければならない・・ |
ミルフィーユの行く先々での、どんな些細なトラブルをも避けるために、
ミントと中佐の指示によるフォルテ・蘭花・ヴァニラの奮闘ぶりが見どころ。 それとは知らず呑気にハイキングするミルフィーユとの対比が面白い。 今までにないのが不思議なほど、ミルフィーユの強運に直接スポットをあてた1本。 今後のシリーズの定番となるかも。 |
第18話「誰も見たことのない謎のカルパッチョ」 ★★★ |
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エンジェルルームでカレーを食べていたはずが、ふとしたことでカレーのかけ合いになった
フォルテ・蘭花・ミルフィーユ。カレーまみれのちょうどそこへ軍から新しい制服の支給が。 早速身につけたエンジェル隊の最初の任務は暴走するロボットの破壊。 そこで何故かエンジェル隊の面々に超能力が発露して・・ |
最初はカレー、二度目は1個のオレンジと、 食べ物をきっかけにしたエンジェル隊のくだらない喧嘩が見どころ。 新展開を予感させるところで「でも今日が最終回」というオチは、 第1期シリーズのそれと全く同じで、GAらしいといえる最終回。 |
スペシャル「硝煙と紫煙のカスレ」 ★★★ |
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エンジェルルームの今日は何事もなくみんなでお茶を飲む静かな一日。 だが、そこにフォルテの姿だけがなかった。 「男に会いに行ってる」とミントに聞かされた蘭花は気が気ではなくなり、 ミルフィーユとともに後を追う。 そのフォルテが、突如有給をとって出かけた訪れたのはスラム街にあるアパートの一室。 久しぶりに会った古い友人ケインは、請け負ったある仕事の相談でフォルテを呼びつけたのだが、その仕事とは・・ |
「1期14話」「2期12話」に続くシリアス展開で見せる、フォルテの過去話。 フォルテとケインのやりとり、その会話になかにあふれるフォルテの「大人の魅力」が見どころ。 ミルフィーユ達と合流してからラストに至るまでの数カットは、 軽めに描かれていて少し分かりにくくなっているが、 フォルテの心境をふまえつつじっくり鑑賞したい。 今回は、蘭花とミルフィーユの追跡で笑いの要素も盛り込まれている。 |