アニメミニデータベース「フルーツバスケット」第二十話-アニメ討論室-
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「フルーツバスケット」第二十話より綾女の名台詞集

其の一

綾女聞きたまえ呉さん。
由希が、あの由希が、 「ぜひともこの僕の店に来てみたい」と 涙を浮かべて請うてきたよ。
紫呉はあ?
綾女こんな良き日が他にあろうか。 いいやないね。 おおっとこうしてはいられない。 聞きたまえ鳥さん。 由希が、あの由希が・・
由希やめろ!
綾女いやいや、光栄だとも。ウェルカムだとも。 今週の日曜にでも是非さっそく来るといい。
由希えっ?
綾女透くん、君も是非来たまえ。 姫たるもの、やはり常に王子の側にいなくてはね。
へっ?
綾女というわけで、君は来なくても大いに結構さ。ぴょん吉くん。
はぁ、何言ってんだ。
綾女なんだい、不服な顔で。 ならば君にも特別一枚。
出ていけ、この変態(バキッ)。

其の二

綾女いやあ、はっはっはっはっ失敬失敬。 注文を受けていたウェディングドレスの裾上げをしていたのでね。
由希男の寸法でいいの?
綾女もちろん。欲しがっているのは男だからね。
由希着るの? 男が。
綾女人は誰しも、他人には言えない秘密の花園を、1つや2つや3つは所持しているものだよ。
由希つまり、何なのこの店?
綾女至極簡単なことさ。この店には、手芸品のみを買い求める客人が訪れるように、 オーダーメードの服を求める客人も訪れるということさ。
もちろんご注文を受けた服は店主である僕自らも作っているよ。 いかなるデザインであろうと僕の敵ではないからね。
これは完成見本品のほんの一例さ。
きゃあ。初春さんが仰ってたいらしたのはこの事だったんですね。
すごい、すごいです綾女さん。
綾女そうとも。僕はすごいのさ。
どうだい由希。君もこんな僕に遠慮なく賞賛の声をかけてもいいのだよ。
由希ど、どうしてそういう服ばっかりなの?
綾女人気商品だからさ。 ナンバーワンはメイドだね。
由希人気なの・・?
綾女そうとも。由希にはまだまだ理解しがたいかもしれないが、 これら全ては
男のロマンなのさ。
メイドにナース。ウェイトレスにスッチー。 秘書・女医・教師にセーラーに婦人警官・弁護士・エレガ・デパガ 猫耳・うさ耳・豹耳、
全てを言い切ることはできないが、 男達はそれらに夢をはせてロマンを求める。 現実を見据えた上で夢をはせるのは罪ではなかろう。
女性のお風呂を覗きたいと渇望するのもひとつのロマンさ。
由希それは犯罪だ。

其の三

綾女呉さんから聞いたよ。生徒会長になるそうじゃないか。 やはりそれはあからさまに兄であるこの僕の影響を受けたと言わざるをえないね。
由希全然違うよ。
綾女弟というものは兄の背を見て育つものだねー。
由希違うって言ってるだろー。
綾女ん?
由希なりたくないから、なったんだよ。
綾女なんだいそれは。全くもって不可解な行動だね。
由希兄さんみたいな人には、そうなんだろうね。 俺にとってみれば、この店が不可解なように。 僕と兄さんは考えが違いすぎてるんだ。 結局、根本的にそりがあわないのかもしれない。
綾女うーん。それは一理ありだねー。
由希明るく肯定するな。
綾女だがくじけてはいけないよ。 千里の道も一歩から。 努力を惜しむ事なかれさ。
由希兄さんも少しは努力しろ。
綾女失敬な。こう見えても僕は堅実な努力家だ。 僕のように何事もコツコツと。 いやそれは時には繊細な心で。 また時には大胆に。 全てを積み重ねてきたからこその今の栄光なのだよ。 はっはっはっはっはっ。

( 更新:2001年11月26日 文責:ごま )
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