「クラッシュギアT」ごまの「アニメ批評日記」fromアニメ討論室

ごまの「アニメ批評日記」

「クラッシュギアT」

第35話 〜 第43話 : 第44話 〜 第54話
更新:2002-09-19

09.18 第49話「憎しみの黒き不死鳥」

兄の死の原因がU−YAという事実とリリカがそれを隠していたことを知ったコウヤが錯乱する、という話。
錯乱したコウヤはU−YA憎しの感情が高ぶり、対戦相手のモハメドのギアを破壊してしまうのですが、
「怒り等の理由→ギア破壊」という演出はもう何度も目にしているので退屈です。
それにしても、やられキャラをやっつけで作るのもほどほどにして欲しいものです。
ピラミッドパワー・・言及する気力すら奪われる脱力感をもよおします。
キョウスケの解説で説得力をもたせようとしているのが涙ぐましい・・。

09.10 第48話「荒鷲グリフィード、再び!」

クロウドとグリフィード。チームグリフォンの方針を左右する勝負、という話。
一か八かで勝利するクロウド。毎回こんなこと言ってるような気がするのですが。
シューティングファントムが空飛んでるところの解説もよく分かりません。
コウヤがミンウーの「盤外戦術(元は将棋用語ですが、正に言い得て妙)」に
あっさり引っかかるところはコウヤ、ミンウー、両者のキャラクターらしくて良かったです。
先の展開を楽しみにさせてくれます。
蘭芳がキョウスケの部屋の前に置いていったのは、コウヤの怪我を治すための秘薬っぽい。
掲示板には書いたのですが予想的中。

09.02 第47話「タイガフレアの涙」

違反ギミックを搭載した蘭芳とキョウスケの対戦、という話。
弟思い故の父の悪巧みへの同調とキョウスケへの思いとの間で揺れる蘭芳、
蘭芳の急な冷たい態度による落胆から捨てた勝負を途中で思い出すキョウスケ、
というバトル中の互いの複雑な心理描写が見どころでした。
タイガフレアが泣いている、即ち蘭芳の本意でないと悟ったキョウスケが、
ダウンしているマシンを敢えて破壊するという描写で、
蘭芳のための行動を演出しているところも良かったです。
ただその後の、司会者・観客・カオルの罵倒や蘭芳のモノローグで
それを強調するのは少しくどい印象でした。これは好みの問題かもしれません。

08.27 第46話「U−YAの秘密」

舞台はサンフランシスコへ移りセカンドステージ開始と、コウヤの知らないところで明かされるU−YAの過去、という話。
U−YAと真理野ユウヤの関係については、あらかたの予想通りといった感じで思うとこは特になし。
開始当初からの予定を思わせる、出張中のリリカの父をU−YAに絡めていたことは感心。
セカンドステージから個人戦になってしまうところにいまいちピンとこないのですが、
コウヤたちの直接対決や、団体戦よりはよくなりそうなテンポに、今後の期待を感じさせます。

08.21 第45話「受け継がれるもの」

ワンフーたちとの対戦、一敗して後がないコウヤたちの第2戦、という話。
コウヤの前回のわがままぶりまでは良かったのですが、
それによる試合中の暴走はちょっと表現がやりすぎのように思いました。
もう少しこう、駄々をこねるような描写にした方がよりコウヤらしいのではないかと。
試合の方はコウヤの暴走でジロウ・コウヤともに窮地に陥るも、
バッテリー切れ覚悟でジロウが放ったハリケーン・クラッシャーにコウヤのガルダイーグルが飛び込み、
その勢いを利用してのシャイニングソードブレイカーで逆転勝ちという演出は良かったです。

08.09 第44話「発動!恐怖の虎超氷撃!」

U−YAの姿が露わになったが兄ではなかった。コウヤたちはワンフーたちのチームと対戦、という話。
てっきり、兄ユウヤが事故で死亡ではなく記憶喪失になっていて登場、という展開を予想していたのですが外れてしまいました。
おそらくユウヤの交通事故は、U−YAを助けて身代わりになったということなのでしょう。
U−YAのブラックガルーダとその必殺技におけるガルダイーグルへの酷似に、
兄が自分ではなく「どこの馬の骨ともしれぬ少年」へ機体や技を供与した事実にショックをうけるコウヤ。
次の試合そっちのけで飛び出していってしまうわがままぶりはコウヤらしくて面白いです。
ただ、その不安定な心境からワンフーの非常な試合ぶりに感化されてしまうというのは飛躍しすぎな感も。
試合の方では、いつもそうなのですが特に必殺技を放つさいのギアの動きの分かりづらさを何とかして欲しいです。
鳥や虎が暴れる絵というのは抽象描写なのだから実際のギアの動きもきちんとフォローするべきでは。

第35話 〜 第43話 : 第44話 〜 第54話
更新:上記参照 作成:2002-08-10 文責:ごま
Copyright - © goma(ごま) 2001-2002 All Rights Reserved.
当サイトへのご意見・ご感想のメールお待ちしてます。