話数「サブタイトル」ごまが独断で決めた面白度★★★★ | |
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あらすじ | みどころ |
illusion1「はじまり・はじまり」★★ |
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プロローグ。未明の薄暗いなか、大きなお腹を抱えた女の子が屋敷から一人家出していく。 そして十年。主人公ハレは、母であるウェダとジャングルで暮らす明るく元気な少年。 ある日、いつものように酔っぱらって帰ってきたウェダがかわいい女の子・グゥを連れてきた。 グゥは身寄りがないらしく、一緒に暮らすことに。愛想もよくてドキドキするハレ。 だが、一夜明けるとかわいくて愛想の良かったのはどこへ、 態度はもちろん、顔までも無愛想に変わってしまったグゥがいた。 しかも何だか行動が変・・。 |
不思議な生き物が生息するジャングルの生活を説明しながら、グゥとの出会いを描く、
シリーズ全体のテンションからすると、拍子抜けするほどゆっくりとしたテンポのスタート。 強烈に推したいというほどのものはないが、 人が住んでいるグゥの腹の中、という特殊な状況が一応のみどころか。 細かいところでは、バナナを捨てて逃げるハレの「手書き3D」と、 それっぽいBGMが流れる「テレビゲーム」の描写が面白い。 あと、プロローグはテレビシリーズの構成上必要なものなので最後まで頭に入れておきたい。 |
illusion2「お昼寝ぐーぐー」★★ |
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朝起きてみると母さんがグゥにおめかしをさせていた。
そのセンスはともかく、母さんは「グゥを学校に連れていけ」という。
唯一残った「心のオアシス」まで奪われてガックリきたハレは、グゥと共に学校へ。 転校生であるグゥに興味津々なクラスメイトと、質問責めに「うざってーぜ」と吠えるグゥとの板挟みにあうハレ。 そんなこんなで一時間目の授業は先生の個人的理由による「昼寝」。 ハレがふと目を覚ましてみるとみんなの姿がない。 これはひょっとして・・。 |
主な舞台の一つである学校で、レギュラーキャラを紹介しつつハレとグゥの構図をより明確にするという話。 まだまだグゥの暴走ぶりと、それに右往左往するハレの構図がメインなため、 これといった強烈な見どころはあまりありません。 ひとりぼっちになったハレの心象風景やレジィとの会話、 ウェダに仮病を使ったりするハレのしゃべくりが一番の見どころといえるでしょうか。 |
illusion3「胸毛でGO!」★★★ |
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グゥの丸飲み事件があった「昼寝」の時間に続いて、調理実習。
講師として登場したのはトポステの祖父でもある村の長老(ボーア)。 小食のグゥに「マジカルタッチ魅惑のアロマ」のおまじないをした長老は、 その後、何者かに自慢の胸毛をむしり取られてしまう。 ショックのあまりか気絶した長老はトポステに背負われて帰宅。 ハレも自分の家に帰ってみるとノリノリで踊るグゥとウェダの姿が。 そして、グゥがアフロヘアのごとく頭にかぶっていた物体は・・。 |
長老の初登場回。料理上手であることや狩りのリーダーという長老のキャラクターが描かれます。 また今回ポクテにまつわる伝説や、食料としての存在が明確になります。 祖父ゆずりの料理上手を見せるトポステに対抗するグゥの「包丁さばき」、 また胸毛をむしられる度にグゥへの接し方がへりくだっていく長老の姿が見どころでしょうか。 張本人であるグゥから胸毛を譲ってもらって元気を取り戻した長老の、 つけ毛の胸毛を表す背中のくくり紐という描写が最高に面白いです。 |
illusion4「おはチュー」★★★★ |
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いつも笑っているワジ。グゥはハリセンで激しいツッコミを入れる。ハレは心配。 学校の掃除の時間では、ワジとグゥふたりが校舎裏の当番に。 ワジがグゥの魔の手にかからないか気が気でないハレは、マリィの誤解にあう。 一方、ウェダのところにはバカップルの片割れアディが愚痴を言いにきていた。 ウェダに追い出されたところに彼氏のチェットがやってきて喧嘩がはじまる。 チェットが甘い台詞で仲直りするまで一部始終を見ていたグゥが次の日学校でとった行動は・・ |
「グゥが表れてからハレが変わった」という言葉を「グゥの変さ」に気づいたと解釈したハレと、
実はハレとグゥがラブラブと勘違いしての言葉だった、というマリィとのすれ違いが前半の見どころ。 今後も何度か表れるマリィの暴走のスタートです。 アディとチェットの喧嘩を営業用顔で無意味に真似するグゥとハレの掛けあいが後半の見どころ。 タイミングよく表れたマリィの暴走が彩りを添えています。 グゥの奇妙な笑い声が初披露。アディとチェットのバカップルも初登場です。 あとサギンとラーヤが一言だけしゃべります。 |
illusion5「保健のせんせい」★★★★ |
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授業中気分が悪くなったハレ。 どうやら風邪をひいたみたい。 保健室に行こうとするがみんなの雰囲気が変。最近都会から来た先生に変わったらしいのだが、 みんなの話を聞いてみると、男にはやたら乱暴で女には妙にやさしいという。 実際行ってみると、話に聞いた通りの対応を受けるハレ。 女たらしの保険医はハレの母ウェダにも興味を示し、村の集会に現れたのだが・・ |
クライヴ初登場回。クライヴがハレの実の父親で、ウェダは未婚の母。 この三人が同じ場所でいて話が進行するという、本作ならではの骨格が形成されます。 相手が男と女か、状況の変化に合わせて変わるクライヴの対応ぶりがひとつの見どころ。 ウェダとの浮気を想像するクライヴの演技も最高です。 ハレの追求に、「父親がどれがいい」というウェダのボケにのって ポクテ父親説を唱え続けるグゥも面白いです。 |
illusion6「ビバノンノン」★★★ |
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「一緒に風呂に入ろう」というウェダの誘いを断るハレ。10歳にもなって母とお風呂なんて。 結局ウェダはグゥとお風呂に。ホッとしたのも束の間、グゥがいつもの格好でずぶ濡れになって出てきた。 「若者の間で服を着たまま風呂に入るのが大流行」とグゥ。折しも学校では温泉への遠足が明日に迫る。 「そんな馬鹿な」と思いつつ、自信ありげなグゥに不安にかられたハレは、 クライヴ、マリィ、バカップルと訪ねていくが、クライヴは知らないと言うし、 マリィやバカップルの様子を見るとどうやら本当っぽい気がしてきて・・。 |
全編にわたるグゥにだまされてのハレの迷走ぶりが見どころ。 村に来たばかりというクライヴ、洗濯中うっかりずぶ濡れになったマリィ、 お風呂掃除中だったバカップルと、 ハレが誤解せざるをえない状況を上手く作り出しています。 そして肝心の遠足では、服のまま湯船に入ってみんなからからかわれて真実に気づくも、 グゥを一喝したあと、裸で入り直したそこは水着着用のプール風呂だったという手の込んだオチ。 ハレがあまりにかわいそうながら爆笑です。あと、からかわれた時のハレの照れ具合がかわいい。 本筋とはあまり関係ありませんが、冒頭に流れているTV時代劇も結構手が込んでます。 |