「アベノ橋魔法☆商店街」ごまの「アニメ批評日記」fromアニメ討論室

ごまの「アニメ批評日記」

「アベノ橋魔法☆商店街」

06.30 第13話(最終回)「甦れ!幻の陰陽師☆」

あるみとサッシが現実世界に戻ってくる、という話。
サッシの父がユータスの息子で陰陽師の能力をもつという事を明らかにし、
サッシのいる世界にいとも容易く入ってきて現実世界に戻そうという描写、
同時にその際のサッシへの冷徹なツッコミが予想外でかつ面白かったです。
ラストは思いっきりご都合主義的展開。
元々パロディ・パラレルワールドを楽しむコンセプトなので、
それほど気にはなりませんでしたが、
「マサ爺の死」か「あるみの引っ越し」のどちらか一つくらいは
現実を受け入れるという演出にして欲しいとは思いました。

06.24 第12話「大逆転!アベノ橋☆ハリウッド商店街」

元の世界に戻ろうとしたが映画世界にやってきた、という話。
「マサじいが生きてる世界」を祈ったがために、
見かけはアベノ橋でも微妙にずれたという理由づけがなされているのが工夫。
洋画は苦手なのですが、それなりに分かりました。元ネタ。
今回どういう理由によるものかは分かりませんが、
いつもより丸っこいタッチで、これを生かした動きが面白かったです。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」まで来て、この話をラス前にもってきた理由が判明。
デロリアンで「魔法☆商店街」からサヨナラしたかったのですね(でも戻ってなかったというオチ)。
と同時に関西弁の演技がさして上手くもない、
というより有り体に言って下手な青野武をキャスティングしている理由も判明。

06.15 第11話「決断!アベノ橋☆戦場商店街」

今回は戦争ものの話。サブタイトルは某「アニメンタリー」でしょうか。
パロディネタとしては、ペリカン軍がドイツ軍ぽくて
「卿(けい)」という呼称や「その言や良し」という台詞が出てくるあたりが「銀河英雄伝説」。
あとクライマックスのサッシとムネムネが「ランボー」のパロディかなと思った以外は、 判別できませんでした。
とはいっても、上位下達で引きずり回されるサッシや上官とのかみ合わない会話など、
「のらくろ」っぽい単なる戦争風刺として楽しむことができました。

06.06 第9話「ぽわぽわ アベノ橋魔法☆メルヘン商店街」

予告で説明してなかったので(というか予告で内容を説明したためしがない)、
てっきりあるみの望む世界だと思ってたのですが、
実はサッシがあるみの為に用意してあげた世界だったのですね。
しかしリアリストのあるみには全く功を奏さなかったのが笑えました。
しかもよくよく見ると、そこかしこにサッシの趣味があふれ出てるような・・(笑)

( 更新:2002年7月1日 文責:ごま )