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ごまの「アニメ批評日記」

『魔探偵ロキ RAGNAROK 』

2003.11.03第26話(最終回)「神々の旅立ち」

全話の評価 ★★★☆ 公式のあらすじ

神界への帰還を決意し黙って姿を消したロキを繭良が探す、という話。

ストーリー自体はオーソドックスなものでしたが、
繭良の知らない覚醒ロキとのやりとりをはじめ、鳴神の人情深さ、大和撫子ラブのフレイなどを上手く絡ませて手堅くまとめていました。
「神界に帰ってもロキの居場所がない」という闇野の台詞がラストの展開への説得力を持たせていましたし、
最初の頃にあった繭良の母のエピソードを伏線とした繭良の言動で話の膨らみを増していたのも好印象でした。
何より、キャラが立ったレギュラー陣というシリーズ全体での積み上げが大きく功を奏していたと思います。
ノルン三姉妹からヘルのシリーズへと移行するなかで繭良の存在感が希薄になっていたのが唯一惜しい点で、
ここをクリアできていれば最終話の印象も更に良くなったと思うのですが。
とはいえ本編においても、物足りなさはあるも不快感を与えず、シリーズ全体として奇麗にまとまったという印象です。

脚本:金巻兼一 絵コンテ・演出:松下ユキヒロ 作画監督:奈良崎早苗

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更新:2003-11-10 作成:2003-11-10 文責:ごま(goma)
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