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ごまの「アニメ批評日記」

『奇鋼仙女ロウラン』2002年11月15日開始のテレビアニメ

更新:2003-01-20

01.15 第9話「めぐりあう命」

ヤマトがロウランと対決するため、基地を飛び出して東京桃源郷に向かう、という話。
主人公の描写としては、ヤマトが変身前のロウランと初めて会話を交わした程度でこれといったシーンはなし。
万華の正体はヤマトの妹でしょうか。それを匂わせるキャラの登場・消失の仕方でした。
だとすると、兄に片想いしているかのような変人ぶりは意味があったということになります。
そのあたりの今後の展開に期待します。

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01.08 第8話「暗黒淵の底〜イデヅキ独白〜」

総集編第2弾、という話。
前回のヤマトに続き、今回は城護衆のイデヅキのモノローグでこれまでの回想が描かれます。
しかしシーンをつなぎ合わせただけで要点の整理などはなし。
ただでさえ分かりにくい本編なのですから、せめて日付順に字幕でも入れて欲しかったです。

01.04 第7話「光の軍団〜ヤマトの想い〜」

これまでの総集編、という話。
その内容はそれぞれのキャラクターに焦点を当てていますが、
せっかくならASYや城護衆、ロウランなど対立する陣営の構図を分かりやすく描いた方が良かったと思います。

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12.26 第6話「闇に舞う」

ロウランと過ごす鉄也のもとに鬼丸が現れ、城護衆(しろもりしゅう)からの事実上の逃亡を叱責する、という話。
鉄也と鬼丸の会話において、回想シーンを交えて明かされる城護衆と政府の対立構図が一番の見どころ。
これまで傍観者でしかなかった鉄也が本筋に深く絡んでくることを期待させます。
あとは、大統領の声明に見られる嘘による白一色ではない政府側という描写、ロウランに似た格好の赤い髪の万華(ばんか)の登場など、
広がっていく展開の要素の提示に終始したという印象でした。

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12.18 第5話「オニマルが来る」

ロウランは変身前の姿となって鉄也のもとに居着き、ヤマトは謹慎処分を受ける、という話。
ヤマトが、後々になって避難船巻き添えという事実を知らされるという展開や、
そのシーンに相馬を新登場させるという演出はいいと思います。
ただ制服で通夜に出向くところや、謹慎を受けるヤマトをかばう妹の台詞「兄ちゃんは何も悪くない」
といった、常識はずれな事にフォローのなく何の為の演出なのか分からない所が見られるのはいただけませんでした。
ロウランとの食事前や食事中、変身後の姿を想像して弱気になる鉄也の描写は
ロウランの二面性の説明としていいタイミングで、コメディ的にも面白かったです。

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12.09 第4話「鋼の女」

怪物に捕まったヤマト救出と怪物退治のため、春日しょうが鋼仙・闇角(あんかく)で出撃する、という話。
闇角が怪物を切り刻むところなど鋼仙がアクションするシーンでは、
動く鋼仙を正面から見たアングル→斬られる怪物を鋼仙から見たアングルが繰り返されていて、
両者が同一のフレームに入るカットがなかったのでアクションの爽快感に欠けたように思います。
ロウランの鋼仙の胸から手が伸びてロウランをつかみコクピットに収納する、という仕掛けは面白かったです。

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12.06 第3話「変身のとき!」

ロウランに逃げられたヤマトが、捜索のため勝手に出撃する、という話。
東京桃源郷に不法居住している住民とヤマトのやりとりが印象的でした。
一見「無敵超人ザンボット3」を思い出してしまうのですが、
本作の方は、ヤマトが「自分の正義」でしか周りを見ていないという点で差別化しています。
視野の狭さが溢れんばかりに表現できていて、今後の展開を期待させる要素となっています。
元の姿に戻ったロウランの、さながらメイドもの美少女アニメのような立ち居振る舞いには、
正直引いてしまう気持ちがあるのですが、
このギャップが単なるギャグ描写ではなく本筋に生かされるようなら面白いのですが、どうなるか。

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12.01 第2話「正義の戦い」

ヤマトとロウランのやりとり、という話。
ロウランを握りしめるシーンは、ロウランの余裕とヤマトの甘ちゃんぶりの両方を表した良い演出でした。
本作独自の用語が分かりにくいところは減点材料でした。

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11.21 第1話「鋼仙、出撃す」

東京に突如現れた雷獣を倒すため、巨大ロボ「鋼仙」が迎撃に向かう、という話。
雷獣を倒した鋼仙の前に立ちふさがるロウランのその容姿は、「たたかえ!イクサー1(OVA'85)」を彷彿とさせます
(といっても私、内容の方は覚えていないのですが)。
それもそのはず、監督・平野俊弘は「イクサー1」を手がけた人で、
美少女・ロボット・オカルトという、そのコンセプトを踏襲しつつ別の作品に仕上げるとのこと。
さて本編ですが、15分枠という短い尺のなかで、鋼仙の初戦闘を描きつつ、
日本を襲う城護衆(しろもりしゅう)、守る鋼仙、両者に干渉(攻撃)するロウラン、
という複雑なキャラクター配置を盛り込んではいたのですが、
流石に説明的な台詞の余地なしでは少々理解し辛かったです。とりあえず次回に注目。

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更新:上記参照 作成:2002-11-24 文責:ごま(goma)
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