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ごまの「アニメ批評日記」

『ヴァイスクロイツ グリーエン』

2002年11月28日から開始のテレビアニメです。

更新:2003-01-20

01.14 第7話「Jeepsiar 」

もぬけの空だったコウア学園Zクラスという事実にペルシャが撤退命令を出す、という話。
「Zクラスを白日の下にさらせ」「エピタフの正体を暴け」と冒頭盛り上がった割には、
その後あっさり撤収命令が下るという展開に、ご都合主義的なものを感じます。
ほぼ敵側の人間と判明した辻井先生とヨージとの関係、藤堂から捜査の糸をたぐろうとするセナ、
という描写は今後の話の膨らみとなる要素らしく、今後の展開に期待します。

01.08 第6話「No Reason 」

ヨーロッパのある学園を捜査していたヨージとケンが日本に合流する、という話。
ヨーロッパ編の話の盛り上げ方、そこから合流につなげる展開は決して悪くなかったのですが、
唐突に話が始まったため時系列が分かりにくく、この点で大分損をしていると思います。
新たな展開に突入するという雰囲気はよく出ていました。

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01.04 第5話「It's Too Late 」

藤堂さえ知らなかったZクラスに潜入したキョウが、そこで学園の背後に潜む邪悪な存在を垣間見る、という話。
1エピソードでシリーズを引っ張る為とセナが新入りのためなどの要素で、仕方がないのかもしれませんが、
「闇の処刑人」と言ってる割にヴァイスの華麗さが全く見えてこず、
悪戦苦闘ばかりしている印象なのは作品の意図として正しいのでしょうか、という疑問が出てきます。
本編の方は、巨大な闇の存在が見えはじめてきましたが、手順通りといったところで特筆すべき点はなし。
マモル、シュウイチの父子がペルシャという役割(?)を世襲しているらしき伏線的描写は気になるところでした。

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12.26 第4話「Rhodesia 」

セナに稲垣総主任を殺害させた藤堂が、コウア学園乗っ取りを図る、という話。
着々と学園乗っ取りが進むかに見えたなかで、藤堂さえ知らぬコウア学園の背後の巨大な影、
という伏線的描写はヴァイス対藤堂という単純な構図ではなさそうで期待できます。
本編の方は、一年も調査に費やした上「ミッションでない処分は単なる人殺し」とヴァイスの任務の重さを強調する一方で、
勝手な行動をとり続けるセナ、それを押さえきれないどころか同調までしてしまうキョウ、
という展開に説得力のある理由づけがなされておらず、違和感を感じます。

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12.18 第3話「Sweet Nothing 」

アヤ・キョウがコウア学園に潜入するも情報漏れによって待ち伏せを受け、生徒役として潜入済みのセナにも罠が、という話。
「仕事人」的展開から、てっきり1話完結かそれに近いものをイメージしていたのですが、
今回の放映に至り、この学園を舞台にしたシリーズということが分かってきました。
で本編なのですが、2話分も使って前フリした割には展開が急すぎる印象を受けました。
アヤ・キョウの潜入は1年も調査した後の行動としては不可解です。
セナが藤堂の策略にはまるのも、軽率すぎて不自然。
感情のあまりミッションでない殺人を犯してしまう、という重い展開そのものは悪くないと思うのですが。

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09.26 第1・2話「WHITE FLAMES 」「神は大切なものを傷つける」

CSキッズステーションによる、本放送に先駆けての先行放送。
本作は続編で、前作があったのですがそちらの方は見ていません。
「法では裁けない合法的犯罪者を追う、ヴァイスの4人組」と番組紹介にもある通り、
内容はまんま時代劇『必殺仕事人』で、特に捻りのないストーリー展開でしたが、
「仕事人」のような被害者の身も蓋もない死に様(←正しい日本語)という要素は、
その特性上残虐性を押さえざるを得ないアニメという媒体においては新鮮に感じられます。
作画の方も特に奇をてらった描写はないものの、単調にならない絵コンテと丁寧な作画が印象的でした。
それからアクション作監を別に設けているようで、
アクションシーンにおいての手抜きめいた描写がなかったのも好印象です。

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更新:上記参照 作成:2002-09-27 文責:ごま(goma)
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